蓮華草のブログ

ものごとは心にもとづき、心を主とし、心によってつくり出される。(中村元訳『ブッダの真理のことば・感興のことば』岩波文庫)

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ダンマパダで学ぶパーリ語 190 (423.)

423. Pubbe-nivāsaṃ yo vedi, sagg'āpāyañca passati, 前世を 所の者 知りし 天界と苦界を/又 見る atho jātikkhayaṃ patto, abhiññā-vosito muni, 時に 生の尽滅に 到達せる 直観智を完成せる 牟尼 sabba-vosita-vosānaṃ, tamahaṃ brūmi brāhmaṇaṃ. 一切の…

ダンマパダで学ぶパーリ語 189 (421. 422.)

421. Yassa pure ca pacchā ca, majjhe ca n'atthi kiñcanaṃ, 所の者 前に 又 後に 又 中間に 又 否/あり 何かが akiñcanaṃ anādānaṃ, tamahaṃ brūmi brāhmaṇaṃ. 無所有の 無執著の 其を/我は 言ふ 婆羅門と (また前に、また後に、また中間に何物かのあるこ…

ダンマパダで学ぶパーリ語 188 (419. 420.)

419. Cutiṃ yo vedi sattānaṃ, upapattiñca sabbaso, 死を 所の者 知りし 有情の 転生を/又 全て asattaṃ sugataṃ buddhaṃ, tamahaṃ brūmi brāhmaṇaṃ. 執著無き よく行ける 覚れる 其を/我は 言ふ 婆羅門と (有情の死を、また転生を全て知り、執著無く、よく…

ダンマパダで学ぶパーリ語 187 (417. 418.)

417. Hitvā mānusakaṃ yogaṃ, dibbaṃ yogaṃ upaccagā, 捨てて 人の 結縛を 天の 結縛を 越へし sabba-yoga-visaṃyuttaṃ, tamahaṃ brūmi brāhmaṇaṃ. 全ての結縛より離れたる 其を/我は 言ふ 婆羅門と (人の結縛を捨て、天の結縛を越へし、全ての結縛より離れ…

ダンマパダで学ぶパーリ語 186 (415. 416.)

415. Yo'dha kāme pahatvāna, anāgāro paribbaje, 所の者/此界に 欲を 断ちて 出家せる 遍歴すべかる kāma-bhava-parikkhīṇaṃ, tamahaṃ brūmi brāhmaṇaṃ. 欲楽の有を消尽せる 其を/我は 言ふ 婆羅門と (此界に欲楽を断ちて、出家し遍歴すべかりて、欲楽の有(…

ダンマパダで学ぶパーリ語 185 (413. 414.)

413. Candaṃ va vimalaṃ, suddhaṃ vippasannamanāvilaṃ, 月が 如く 垢穢無き 浄まれる 明浄となれる/濁り無き nandī-bhava-parikkhīṇaṃ, tamahaṃ brūmi brāhmaṇaṃ. 歓楽の有を消尽せる そを/我は 言ふ 婆羅門と (曇り無き月が如く浄まり、明浄にして濁り無く…

地道な破壊活動 #2 ガバナンスはなぜ崩壊するのか

一言で言ってしまえば組織的に動かないからだが、では組織的に動くとはどういうことか、至極当たり前のことを見ていく。なぜそんな当たり前のことをわざわざ書くのかというと、そのような当たり前のことが、今や当たり前ではなくなって来ているからだ。 その…

ダンマパダで学ぶパーリ語 184 (411. 412.)

411. Yass'ālayā na vijjanti, aññāya akathaṃkathī, 所の者/執著が 否 ある 了知して 疑ひ無き amat'ogadhamanuppattaṃ, tamahaṃ brūmi brāhmaṇaṃ. 不死の境地に深入せる 其を/我は 言ふ 婆羅門と (執着のあること無く、了知して疑ふこと無く、不死の境地に…

ダンマパダで学ぶパーリ語 183 (409. 410.)

409. Yo'dha dīghaṃ va rassaṃ vā, aṇuṃ thūlaṃ subh'āsubhaṃ, 所の者/此界に 長き 或は 短き 或は 微小の 粗大の 浄と不浄の loke adinnaṃ n'ādiyati, tamahaṃ brūmi brāhmaṇaṃ. 世で 不与の 否/取る 其を/我は 言ふ 婆羅門と (此界に於て、或いは長く、或…

ダンマパダで学ぶパーリ語 182 (407. 408.)

407. Yassa rāgo ca doso ca māno makkho ca pātito, 所の者 貪が 又 瞋が 又 慢が 覆が 又 落ちたる sāsaporiva āraggā, tamahaṃ brūmi brāhmaṇaṃ. 芥子粒が/如く 錐尖より 其を/我は 言ふ 婆羅門と (錐尖より芥子粒が落つる如く、その貪と瞋と慢と覆とが落…

ダンマパダで学ぶパーリ語 181 (405. 406.)

405. Nidhāya daṇḍaṃ bhūtesu, tasesu thāvaresu ca, 下に置きて 笞杖を 生類の間に 戦慄ける 動ぜざる 又 yo na hanti na ghāteti, tamahaṃ brūmi brāhmaṇaṃ. 所の者 否 殺す 否 殺さしめる 其を/我は 言ふ 婆羅門と (戦慄(わなな)けると動ぜざる生類の間に…

ダンマパダで学ぶパーリ語 180 (403. 404.)

403. Gambhīra-paññaṃ medhāviṃ, magg'āmaggassa kovidaṃ, 智慧深き 賢き 道と非道の 熟知者 uttam'atthamanuppattaṃ, tamahaṃ brūmi brāhmaṇaṃ. 最上義に/到達せる 其を/我は 言ふ 婆羅門と (智慧深く賢く、道と非道を熟知せる者にして、最上義に到達せるを…

ダンマパダで学ぶパーリ語 179 (401. 402.)

401. Vāri pokkhara-patte va, āraggeriva sāsapo, 水が 蓮葉の上の 如く 錐の先の/如く 芥子が yo na limpati kāmesu, tamahaṃ brūmi brāhmaṇaṃ. 所の者 否 汚る 諸欲の為に 其を/我は 言ふ 婆羅門と (蓮葉の上の水が如く、錐の先の芥子が如く、諸欲の為に…

ダンマパダで学ぶパーリ語 178 (399. 400.)

399. Akkosaṃ vadha-bandhañca, aduṭṭho yo titikkhati, 悪罵を 打撲や捕縛を/又 悪無き 所の者 耐ふ khantī-balaṃ bal'ānīkaṃ, tamahaṃ brūmi brāhmaṇaṃ. 忍力ある 強軍なる 其を/我は 言ふ 婆羅門と (罵りを、また打撲や捕縛を耐ふる悪無き者、忍力ありて…

ダンマパダで学ぶパーリ語 177 (397. 398.)

397. Sabba-saṃyojanaṃ chetvā, yo ve na paritassati, 全ての結縛を 断ちて 所の者 実に 否 怖る saṅg'ātigaṃ visaṃyuttaṃ tamahaṃ brūmi brāhmaṇaṃ. 執著を超越せる 離縛せる そを/我は 言ふ 婆羅門と (全ての結縛を断ちて、実に怖るること無き者、執著を…

ダンマパダで学ぶパーリ語 176 (395. 396.)

395. Paṃsu-kūla-dharaṃ jantuṃ, kisaṃ dhamani-santhataṃ, 糞掃衣を持せる 人を 痩せたる 血管の広がれる ekaṃ vanasmiṃ jhāyantaṃ, tamahaṃ brūmi brāhmaṇaṃ. 独り 林に於て 禅定せる そを/我は 言ふ 婆羅門と (糞掃衣をまとひ、痩せて血管が現れ、独り林…

ダンマパダで学ぶパーリ語 175 (393. 394.)

393. Na jaṭāhi na gottena na jaccā hoti brāhmaṇo, 否 螺髪で 否 氏姓で 否 生れで 也 婆羅門 yamhi saccañca dhammo ca, so sucī so ca brāhmaṇo. 所の者 真実が/又 法が 又 そは 浄き そは 又 婆羅門 (婆羅門たる所以は、螺髪に非ず、氏姓に非ず、生れに…

ダンマパダで学ぶパーリ語 174 (391. 392.)

391. Yassa kāyena vācāya manasā n'atthi dukkaṭaṃ, 所の者 身で 言で 意で 否/ある 悪作が saṃvutaṃ tīhi ṭhānehi, tamahaṃ brūmi brāhmaṇaṃ. 御せる 三で ある そを/我は 言ふ 婆羅門と (身によれる、ことばによれる、意によれる悪作(あくさ)のあること無…

ダンマパダで学ぶパーリ語 173 (389. 390.)

389. Na brāhmaṇassa pahareyya, n'āssa muñcetha brāhmaṇo, 否 婆羅門を 打つべし 否/是に 放つべし 婆羅門は dhī brāhmaṇassa hantāraṃ, tato dhī yassa muñcati. 咄 婆羅門を 害す者に 其より 咄 其に 放つ (婆羅門を打つべからず。この者に婆羅門は怒り…

ダンマパダで学ぶパーリ語 172 (387. 388.)

387. Divā tapati ādicco, rattimābhāti candimā, 昼に 輝く 太陽は 夜に/輝く 月は sannaddho khattiyo tapati, jhāyī tapati brāhmaṇo, よく武装せる 戦士は 輝く 禅定ある 輝く 婆羅門は atha sabbamaho-rattiṃ buddho tapati tejasā. 又 常に/昼夜に 仏…