昔ミャンマーにいた「現代の阿羅漢」と呼ばれる高僧は人々に向かって、とにかく他人(ひと)に頼るな、現世でひたすら功徳を積み、より良い来世を迎えよ、といっていた。これも釈尊の教えに基づいている。 「それ故に、この世で自らを島とし、自らをたよりとし…

釈尊の生きていた年代は諸説あるそうだが、中村元先生によれば紀元前五世紀頃で、この頃のインドは商工業が発達し、貨幣経済が栄えて都市部に富が集中し、富裕層が生まれ、カネが物を言うようになり、王さまなどよりカネのあるやつの方がエライという世とな…