2023-08-01から1ヶ月間の記事一覧
227. Porāṇametaṃ Atula, n'etaṃ ajjatanāmiva, 古き/是は アトゥラよ 否/是は 今日の/如し nindanti tuṇhimāsīnaṃ, nindanti bahu-bhāṇinaṃ, 難ず 沈黙して/座せるを 難ず 多く語れるを mitabhāṇimpi nindanti, n'atthi loke anindito. 節量説者を/と雖も …
225. Ahiṃsakā ye munayo, niccaṃ kāyena saṃvutā, 不害の 所の者等 牟尼等 常に 身により 御せる te yanti accutaṃ ṭhānaṃ yattha gantvā na socare. 其等は 行く 不死の 場所へ の所へ 行きて 否 愁ふ (不害にして常に身を御せる牟尼ら、それらは行きて愁…
223. Akkodhena jine kodhaṃ, asādhuṃ sādhunā jine, 忿無きにより 制すべし 忿を 不善を 善により 制すべし jine kadariyaṃ dānena, saccen'ālika-vādinaṃ. 制すべし 吝嗇を 施与により 真実により/妄語者を (忿無きによりて忿を制すべし。善によりて不善を…
17. Kodha-vagga 怒り (忿の章) kodha: m. [kudh*1-a] 忿, 忿怒 √kudh(a): [Sk. krudh] 怒り -a: 名詞・形容詞を形成する*2 vagga: m. 群, 品, 章 221. Kodhaṃ jahe, vippajaheyya mānaṃ, 怒りを 捨つべし 捨つべし 慢心を saññojanaṃ sabbamatikkameyya, 繋…
219. Cirappavāsiṃ purisaṃ dūrato sotthimāgataṃ, 久しく国外に住せる 人に 遠方より 無事に帰りたる ñātimittā suhajjā ca abhinandanti āgataṃ. 眷属・友等は 親友等は 又 大ひに喜ぶ 帰りたるを (久しく国外に住し遠方より無事に帰りたる人に、親せきや友…
217. Sīla-dassana-sampannaṃ, dhamm'aṭṭhaṃ sacca-vedinaṃ, 戒と見とを具足せる 法義を 真理を知れる attano kammakubbānaṃ, taṃ jano kurute piyaṃ. 己れの 業を/為せる 其に 人々は 作す 愛を (戒と見とを具足し、法義と真理を知り、己れの業を為せる者、…
212. Piyato jāyatī soko, piyato jāyatī bhayaṃ, 愛しきより 生ず 愁ひが 愛しきより 生ず 恐れが piyato vippamuttassa n'atthi soko kuto bhayaṃ. 愛しきより 脱せる者に 無し 愁ひは 如何でか 恐れが (愛しきものより愁いが生じ、愛しきものより恐れが生…
16. Piya-vagga 愛するもの (愛の章) piya: a. 愛, 可愛の, 所愛 vagga: m. 群, 品, 章 209. Ayoge yuñjamattānaṃ yogasmiñca ayojayaṃ, 非修行に 専らにし/己れを 修行に/又 専心せざるは atthaṃ hitvā piyaggāhī pihet'att'ānuyoginaṃ. 義を 捨てて 愛に執…
207. Bāla-saṅgata-cārī hi dīghamaddhāna socati, 愚者と集ひて歩む者は 実に 長き道のりを 愁う dukkho bālehi saṃvāso amitteneva sabbadā, 苦なり 愚者等との 共住は 敵との/如く 常に dhīro ca sukha-saṃvāso ñātīnaṃ va samāgamo. 賢者は 又 共住の楽 …
205. Paviveka-rasaṃ pitvā, rasaṃ upasamassa ca, 遠離の汁を 飲みて 汁を 寂静の 又 niddaro hoti nippāpo, dhamma-pīti-rasaṃ pivaṃ. 恐れ無き 也 悪無き 法喜の汁を 飲みながら (遠離の汁、また寂静の汁を飲みたる後は、恐れ無く、悪無きなり。法の喜び…
203. Jighacchā paramā rogā, saṅkhāra paramā dukhā, 飢えは 最大の 病 行は 最大の 苦 etaṃ ñatvā yathā-bhūtaṃ, nibbānaṃ paramaṃ sukhaṃ. 是を 知りて 如実に 涅槃 最上の 楽 (飢えは最大の病にして、行(形成作用)は最大の苦なり。これを如実に知りたる…
200. Susukhaṃ vata jīvāma yesaṃ no n'atthi kiñcanaṃ, 大ひに楽しく 実に 生く 所の者 我等に 否/ある 何物も pītibhakkhā bhavissāma devā ābhassarā yathā. 喜を食む者等 たらむ 神々 光音天等 の如くに (何物をも所有せざる我らは実に大ひに楽しく生く…
Sukha-vagga 楽しみ (楽の章) sukha: a. n. [sukh-a] 楽, 安楽, 幸福 √sukh(a): 幸福にする, 喜ばせる -a: 名形容詞を形成する*1 vagga: m. 群, 品, 章 197. Susukhaṃ vata jīvāma verinesu averino, 大ひに楽しく 実に 生く 怨めるに於て 怨み無きは verine…
195. Pūj'ārahe pūjayato buddhe yadi va sāvake, 恭敬さるべきを 供養しあるは 諸仏を もし 如く 弟子達を papañca-samatikkante tiṇṇa-soka-pariddave, 戯論を越えたる 悲愁を渡りたる (諸仏や弟子達の如く、戯論を越え悲愁を渡りたる、恭敬(くぎゃう)さる…
193. Dullabho puris'ājañño, na so sabbattha jāyati, 得難し 尊き人は 否 其は 一切処に 生まる yattha so jāyati dhīro, taṃ kulaṃ sukhamedhati. の所で 其は 生まる 賢者が 其は 家は 安楽に/栄ゆ (尊き人は得難し。そは何処(いづこ)にも生まるには非ず…
190. Yo ca buddhañca dhammañca saṅghañca saraṇaṃ gato, 所の者 又 覚者に/又 法に/又 僧伽に/又 避難所に 達せる cattāri ariya-saccāni sammappaññāya passati. 四つの 尊き真理を 正慧を以て 見る (覚者と法と僧伽との避難所に達せる者は、四つの尊き真…
187. Api dibbesu kāmesu, ratiṃ so n'ādhigacchati, と雖も 天の 欲楽 喜楽に 其は 否/達す taṇhakkhaya-rato hoti sammā-sambuddha-sāvako. 渇欲の尽滅を楽しめる 也 正等覚者の弟子は (天の欲楽と雖もそは喜楽に達すること無し。正等覚者の弟子は渇欲の尽…
185. Anūpavādo, anūpaghāto, pātimokkhe ca saṃvaro, 無非難 無加害 戒に於ける 又 摂護 mattaññutā ca bhattasmiṃ, pantaṃ ca sayanāsanaṃ 量を知る事 又 食に於て 辺地の 又 坐臥 adhicitte ca āyogo, etaṃ buddhāna sāsanaṃ. 増上心 又 精勤 これが 諸仏…
183. Sabba-pāpassa akaraṇaṃ, kusalassa upasampadā, 一切悪の 不作 善の 具足 sacitta-pariyodapanaṃ, etaṃ buddhāna sāsanaṃ. 自心の浄化 これが 諸仏の 教へ (一切の悪を作さぬこと、善の具足、自心の浄化、これが諸仏の教へなり。) すべて悪しきことを…
181. Ye jhāna-pasutā dhīrā nekkhamm'ūpasame ratā, 所の者 禅定に専心せる 賢者等は 出離寂静を 楽しめり devā pi tesaṃ pihayanti sambuddhānaṃ satīmataṃ. 神々 と雖も 其等を 羨む 正覚の 具念の (禅定に専心せる賢者らは出離寂静を楽しめり。神々と雖…
14. Buddha-vagga ブッダ (覚者の章) buddha: a. m. [bujjhati の pp.]*1 覚った, 目覚めたる, 覚知せる; 覚者, 仏陀, 仏 bujjhati: =bodhati [√budh(a)]*2 覚る, 目覚む vagga: m. 群, 品, 章 179. Yassa jitaṃ n'āvajīyati, jitamassa no yāti koci loke, …
176. Ekaṃ dhammaṃ atītassa musā-vādissa jantuno, 一なる 法を 逸脱せる 偽りて説く 者に vitiṇṇa-para-lokassa, n'atthi pāpaṃ akāriyaṃ. 他界を捨てたる 否/ある 悪は 為すべからざる (一なる法を逸脱し、偽りて説き、他界を捨てたる者に、為すべからざ…